概要

発生時刻 | 2025年3月28日15時20分頃(日本時間) |
震源地 | インド付近(ミャンマー) |
震央 | 北緯22.013度、東経95.922度 |
地震の規模 | M7.7-8.2(断層のずれが生じた長さは400km以上) |
震源の深さ | 10km |
最大震度(メルカリ震度階級) | Ⅸ(猛烈)・日本の震度階級では震度6弱~6強相当 |
津波 | なし |
地震のタイプ | プレート境界型地震(トランスフォーム断層) |
主な断層 | サガイン断層の一部と推定 |
死者・行方不明者数 | 死者3000人超(ミャンマー軍発表)・行方不明者多数 |
今日の日本時間15時20分頃、ミャンマーでM7.7の大地震が発生しました。なお、USGSではM7.7で、タイ当局はM8.2と推定しています。この地震のタイプは、横ずれ型の地震と推定されることから、プレートの境界付近で発生したものと思われます。震源付近には、インドプレートとスンダプレートの境界付近に位置し、離れ合う境界の「トランスフォーム断層」と呼ばれる断層です。この地震で、最大6程度のずれが生じたと推定されています。
また、12分後にもM6.7と推定される地震が発生しています。USGSの地震情報からは余震が少ないように見えますが、震源の深さ・規模などから考慮すると、実際には多くの地震が発生していると思われます。
周辺では、1912年に今回の地震の震源から少し南東方向に向かった場所でM7.9、1946年には今回の地震の震源から北北西方向に進んだ場所でM7.6の大地震が発生しています。
ミャンマーやタイは軟弱地盤も多くあり、震源から遠く離れたタイのバンコクでも長周期地震動の影響により建物が倒壊して生き埋めになるなどの被害が発生しています。