| 発生時刻 | 2025年3月18日5時頃 |
| 震源地 | 熊本県天草・芦北地方 |
| 震央 | 北緯32.5度、東経130.5度 |
| 地震の規模 | M4.8（速報値） |
| 震源の深さ | ごく浅い（速報値） |
| 最大震度 | 4 |
| 津波 | なし |
3月18日の朝5時頃に八代海付近でM4.8の地震が発生しました。メカニズムは横ずれ断層タイプであり、震源の位置も非常に浅いことから、典型的な内陸地震と推定されます。
熊本県の八代海付近には日奈久断層帯が走っていて、平成28年熊本地震発生以降、割れ残りが存在しているエリアで、地震活動が活発化しているエリアになります。
5時頃の地震はその断層帯から少し離れていますが、気になるのはおとといの16日あたりから断層帯近くで地震活動が目立つようになったことです。昨日の活動状況では様子見でお伝えしませんでしたが、その矢先に少し大きめの地震が発生した感じとなります。
活発化している領域は、今日のM4.8の地震以降、日奈久断層帯付近で微小地震の活発化を確認していますので、念のため完全に収束するまでは大地震に発展しないかは注意が必要です。
以下は日奈久断層帯の想定で、もし活動すると活断層は海にまで延びていますので、津波が発生する可能性があります。
断層が海にも延びているという点では、2024年能登半島地震と似ていて、海域でも活動すれば津波は早く到達する地点も出てくると思われますので、海岸付近にいた場合は揺れたらなるべく津波から逃げることを最優先して下さい。
| 高野−白旗区間 | M6.8程度 |
| 日奈久区間 | M7.5程度 |
| 八代海区間 | M7.3程度 |
| 日奈久断層帯の3つの区間が同時活動 | M7.7～8.0程度 |
| 日奈久断層帯の全体+布田川断層帯の布田川区間が同時活動 | M7.8～8.2程度 |